『三方良し』でビジネスを考える

Business

ビジネスにおいて必ず意識しないといけないことは、
その事業が『三方良し』になっているかということです。

『三方良し』とは、
売り手良し、買い手良し、世間良し
のことを言います。

取り組もうとしている事業が三方良しになっているかは
必ず確認して事業を進めましょう。

『売り手良し』とは、売る側にとって、しっかりと実利があるかということです。
例えば、商品を売る時に買ってもらうために、利益が残らないほどに値引きをしたり、
通常行わないサービスを提供して、非常に手間がかかってしまう。
という状況は、売り手にとっては良いことではありません。

『買い手良し』とは、買う側にとって、しっかりと実利があるかということです。
例えば、商品を買う時に焦って買ってしまって、良い買い物ができていない時は、
『買い手良し』になっていないケースです。
つまり、その買い物がぼったくりになっていないか??ということです。

『世間良し』とは、その事業や商品、サービスが世の中のためになっているか?ということです。
売り手にとっても、買い手にとっても利益が出ている場合でも、それが世の中にとって良い影響を
与えていない取り組みは、その時は良かったとしても長続きしません。

三方良しは、近江商人がビジネスをするときに意識していたことです。
昔の考え方ではありますが、現代のビジネスに置き換えても、重要なマインドだと思います。

あなたが思いついた事業、商品、サービスは『三方良し』になりそうでしょうか??
もし、どこか一方でも良い取り組みにならない場合は、たとえ上手くいっても一過性にすぎません。
自分だけが利益を取るのではなく、関係する人や組織にとってしっかりと利益が出る取り組みに
なるように考えていきましょう。

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